介護福祉士の平均年収は介護福祉士 2,839,152円です。年収約280万円

厚労省・第1回社会保障審議会福祉部会・福祉人材確保専門委員会・平成26年10月27日 資料2から引用 )

とはいっても介護福祉士でも施設や訪問介護やデイサービスなど様々な職場があり、ボーナス有りなし、役職や雇用形態でお給料は変わってきますのであくまで平均年収のお話しです。

しかし、この年収は低いでしょうか?高いでしょうか?せっかく介護福祉士の資格を持っているのに今のお給料に満足していますか?

残念な結論ですが、日本人全体の平均年収が414万円なので介護福祉士の平均年収は低いと言わざるを得ません。約134万円も低い賃金で働いています。

「介護ができれば給与なんて低くてもいい!」なんて独り身の方はなんとか生活ができるかもしれませんが、一般的にこの年収で家族を養っていくのは非常に困難です。子供を作りたくても作れない現実。

もし、今が右肩上がりの昭和の時代でしたら、すこし頑張れば年齢によって給与が上がっていくのが普通でした。あろうことか大企業も倒産するデフレの平成では望みはありません。さらに団塊の世代が介護される時代にさしかかっており、介護保険給付費がさらに増え続けているのが明白な現状では、国はどうにかして介護保険を使わせないようにします。そうなると介護給付費も減らされ、それに伴って給料が大幅に上がる見込みはありません。

介護の仕事はやり甲斐があって、実生活に密着した誰にでも誇れるすばらしい仕事です。しかし、離職率もトップクラスの業種です。安月給に人が続かないのです。人生がお金が全てではありませんが、お金がなければ生活はできません。どうしたらいいのでしょうか?

稼げない介護福祉士の職場とは?

介護福祉士なら介護関係だけでなく障害関係の様々な現場で働くことができ、日本全国で仕事に困ることはありません。しかし、失業する心配がないのと、高給かどうかはまったく別のことです。

私は以前、訪問介護でヘルパーとして働いていました。 訪問介護は個人の自宅にうかがって介護を行う仕事で、ひとりひとりの個別の対応ができます。それなので利用者の満足度が高いすばらしい介護サービスです。しかし、訪問介護は高給が望めませんでした。というのも、利用者数が安定しないからです。徐々に利用者は介護度が進行するので亡くなったり、施設に入所されたりします。そうなると利用者は確実に減っていきます。もちろん新規の方もおられるので一時的には増加しますが、ずっと右肩上がりで利用者が増えていくということは難しいのが現実です。よくて現状維持です。ということはお給料も上がらない・・・そんな厳しい現実に直面しました。訪問介護は非常に好きな仕事でしたが、生活をしなければならないので泣く泣くやめました。

安定する介護福祉士の仕事とは?

訪問系の仕事は利用者の増減が激しいです。訪問介護、訪問看護、訪問リハ等はこれに当たります。自立支援の名のもとに自宅に訪問して介護度を安定させる立派な仕事です。けれども職員にとっては残念ながら収入の安定が難しいのです。報酬単価の高い訪看ならまだマシですが、訪問介護は単価が低いので一気に利用者が減ればその分収入が激減です。これでは安定した生活は望めません。

安定する職場はどこでしょうか? それは特養です。特養は入所待ちの方が東京など人口の多いところでは500人以上、地方でも100人以上は待機しています。ということは空きが出ればすぐに定員がうまります。定員がすぐうまるということは施設の収入が減らないということ。特養の収入が安定していればスタッフのお給料も安定しますし、それからボーナスもあるので生活設計ができます。施設内でもキャリアアップもありますので段階的に給与アップも望めるのが魅力です。

ただし、同じ施設でも有料老人ホームは避けたほうが無難です。現在では高齢化社会を見込んで有料老人ホーム業へ参入が相次いだので施設が余り気味です。定員がうまってないとこが多く見られます。入居者が少ないということは施設側としても職員の月給を高く払えません。

特養は要介護度の高い方が多いので介護の仕事としては刺激の少ない職場ですが、生活の安定を求めるのには最適の職場です。家族の生活を守るのにはお金は不可欠です。基本的な衣食住を支えるのはもちろんですが妻に美味しいものを食べさせてあげたり、子供をディズニーランドへ連れていって、家では決して見せない笑顔をみたり、生活を豊かにするにはやっぱりお金が必要ですよね。今のお給料に満足していないなら特養は一番の近道です。