「介護士の給料は低い!」と言うことはみなさんご存知だと思います。しかし、どのくらい低いのかというのはあまり知られていません。介護の低給の実態はどうなんでしょうか。他の業種と比べてどれほどひどいのでしょうか。
実は業界別の年収ランキングで介護業界が最下位です。低いとは思っていましたがまさか最下位とは・・。東洋経済の40歳平均年収「63業界」ランキング(平成28年)によると、下から二番目の62位とも60万円もの差があるぶっちぎりの63位の最下位です。年収たったの395万円。それにくらべて1位のコンサル業は年収1240万円でなんと介護の3倍です。こんなに格差があるなんて知ってましたか?親なら子供にこんな業界で働いて欲しくないと思っても仕方がないレベルです。生活できるレベルでしょうか。国ががんばって処遇改善加算などで介護士の給料をあげようとしていますが現実はこの低給です。実際にこの月給で働いている介護士はどうしたらいいのでしょうか?

介護士が異業種へ転職といっても・・・

高収入の異業種への転職が一番早く年収をアップさせることができます。しかし、介護畑でずっと働いてきた方にはいきなり「コンサル業」などが務まるわけはありませんし、面接を通ることすら困難です。それぞれの専門知識を磨いて高給を取れるわけですから、未経験で仕事ができるほど現実は甘くありません。年齢的にも40歳を超えれば高年収の異業種への転職は非常に難しいのが現実です。必死になって専門的な勉強しても何十年キャリアのある人に並ぶことはほぼ不可能です。

介護士は副業で稼げないのか?

転職しなくても副業で稼ぐ方法もあります。日雇いバイトやコンビニのバイトなどをすることで副業としての収入を得ることはできます。実際に働いた分だけお給料はもらえます。しかし、副業をすることで疲労も蓄積しますので本業に影響します。疲労によって本業でミス連発をしてしまっては何もなりません。それに加えて本業とは異なる業種の副業ですとストレスもたまります。
さらに致命的なのはスキルが積み上がらないこと。バイトは所詮バイトなのでその業種の根幹な大事な仕事は任せてくれません。ということはずっと使いまわされるということです。副業では自分のスキル向上が給与に反映されないのが問題です。本業と副業のスキル向上が分散されかねません。これは大切な時間が非常にもったいないことではないでしょうか。副業の弊害ですね。

介護士は自分の強みで勝負する

このようにいろいろ年収アップの方法はありますが、やっぱり近道は自分の経験あるスキルを活かすこと。
これが大事です。1から技術を身につけるよりも今ある技術を伸ばしたほうが簡単なのは言うまでもありません。積み上がったスキルが給与アップに繋がることが一番効率的です。知識と技術のスキル同士がつながっていけば専門性が一番発揮できますし、新人にはないベテランのスキルはどこの職場でも通用します。認知症の知識や体位変換や移乗などの専門知識。専門技術は介護業界でこそ発揮されます。

介護士の収入が高い職場を探すのがベスト

介護士をされている方はやさしい方が多いので交渉は苦手だと思います。しかし、家族や子供の生活がかかっているのならそんな悠長なことは言ってられないはずです。自分の生活は自分で守る他ありません。
年収450万円以上・年間休日120日以上など仕事の条件を自分でしっかり考えることが必須です。どのくらいの収入があれば家族を養えるのか。自分が必要な年収をはじき出します。
それから各諸手当の金額(住宅手当や扶養手当等)や毎年どのくらい昇給するか?、ボーナスの支給額と回数、昇進の条件など、どのくらいの条件の職場で働きたいのかを高収入を目指すのであれば明確にする必要があります。

介護士の高収入の職場の探し方

そして、希望の年収や条件がはっきりしたら転職サイトで仕事を探し始めます。希望の職場を見つけることが効率的でかつ年収アップに一番近い方法です。また同業への転職ならば今までのスキルを発揮できるので新しい職場でのストレスも最低限で抑えられます。
今後は団塊の世代の高齢化にともなって介護が必要な人が爆発的に増えます。2015年には650万人が要介護状態になるといわれています。介護士の人出不足は加速するため、企業にとってスキルの高い介護士は高給でも欲しい人材になります。地道にスキルを磨き続けることが高収入の近道です。選ばれる介護士なら高給を得ることができます。